ダンスフロアの向こう側

DJ GIRLFRIENDの告知や考えていることなどをまとめています。

202303

こんばんは。ガルフレです。札幌に住んで半年が経過しました。

東京行き来しつつ札幌はエンジョイしてる感じです。

 

映画

Winny

見たほうがいいです。東出さんは色々思う所あるけど、お芝居に関しては本当にすごいと思う。実話をフィクションにする上で、どうその映画の立ち位置を定義するのか?という所にも配慮が効いてた点がグッときた。

 

グリッドマンユニバース

SSSS.DYNAZENONが本当に好きだったので、本当に楽しみだった。公開初日金曜日に視聴。まじで良かった。

怪獣モノである限り、怪獣ごっこなどの子供の頃の体験と切っても離せないものがあるわけだし、そこに対して裏に敷かれたテーマがちゃんとしていて良かった。オーイシマサヨシのED良すぎ。

 

open.spotify.com

そういうものとは別軸に、最近のアニメ映画は話の流れがファストすぎるなと思う。そんなに詰め込まなくても僕らは感動したり感じ取ったり出来るし、僕らを信頼してもうちょっと物語の密度を浮かせて欲しい。普通の人と話していると、言われた通りの感想が出力されまくってちょっと萎える。

 

シン・仮面ライダー

良かったけど粗もあったなあ、という感じだった。個人のエゴが色濃く見えて雲財する部分もあっただろうけど、黒いスーツが青空の中を飛び回るのとか、この色味でリッチな映像を作り出すのとか、この規模でこの監督でやらないと出来ないものだったなあ。実験的な試みの多い作品だとは思っているので、ここで試してみた表現が2-3年後どうなるかが本当に楽しみ。あと仮面ライダー2号の芝居が良すぎる。これで僕はすべて許しました。

 

 

202301

 

 

見たもの

THE FIRST SLAM DUNK

slamdunk-movie.jp

スポーツの描写で息を呑んで呼吸を止めてしまった、凄い映画。

試合部分はほぼ全編3DCG。アニメーションへの拘りやカメラの動かし方、はたまたスピード感のコントロールまで気持ち良い。球技のスピード感を映像に落とし込む技術はピカイチだと思う。それでいて疲れ切らない程度に回想を挿入する考え方も良く練られてるなと思う。

そして最後のシーン。引き伸ばした尺での分かりやすい試合展開の後の実尺試合シーン。本当にたまらない。目まぐるしいスピードで試合が進むのを見せられ、息を止めるしかない。
ここのための2時間だったと思わせられるほど凄みのある映像だった。

強いて言うのであれば回想のダレと作画の変化が激しいせいか、回想が少し浮いてる感じがするところか。ドラマを語る上で回想は重要なので、そこが説明臭くなってしまってるのは制作上の難しさを感じる。

余談だけど木村昴桜木花道は本当に良いキャラしててナイスキャスティング。

 

ケイコ 目を澄ませて

happinet-phantom.com

この映画では、劇的な問題解決も痛快な勝利もない。だからこそボクシングに打ち込むケイコをしっかり見つめることができるし、そこから自分のことを考えることができるなと思った。

殆ど喋らないケイコと殆ど劇伴のない音響効果が、より一層ものが聴こえてる世界を際立たせてる感じがする。そこから終盤での日記のモノローグが良かった。
耳が聞こえていようがいまいがケイコがケイコなりにきちんと世界を知覚してて、そこから葛藤したり考えたりしてるんだなと当たり前の事にハッとさせられた。
最後のモノローグで序盤から中盤にかけてのケイコの気持ちの機微が彩られていくのがめちゃくちゃ良かった。

特に好きなのは会長と2人でボクシングのフォーム練習をするシーン。モヤモヤしたり悩んだりするのをボクシングに昇華してて、試合に勝とうが負けようがこういう時間が大事だよな......と思いながらグッときた。音楽を必死に聴いてつまみをいじっていた昔の自分を思い出した。

エンドロールの街、綺麗だったな......

 

君の名前で僕を呼んで(吹替版)

happinet-phantom.com

20歳くらいの頃に字幕版を見たけど、津田健次郎入野自由という超豪華声優で吹き替えがされてるので吹き替えを鑑賞。マジでいい映画だ.......20のときよりもオリバーに感覚が近くなっているのもありちょっと泣きそうになってしまった。

エリオの自分の性愛の心に対して醜いと思ってしまう気持ちもわかるし、オリバーの傷つけたくないから過剰に距離をおいてしまうのもわかる。でも全部の気持ちが優しいの最高だな......と思う。夏のみずみずしさと寂しさが両立されているのも良い.......

主題のお互いの名前でお互いを呼ぶの、僕は他人から呼ばれる呼称によって割とペルソナが変化していくタイプの人間なので凄くわかる。恋などもう殆どしていないけど、好きな人から唯一無二の呼び名があったらそれはどれほど嬉しいんだろう。

年取ったからかエリオの父親の言うことがわかってきたのも良かった。お互い善良でありたいね。

 

100分deフェミニズム

www.nhk.or.jp

知り合いが楽しみにしてた旨のツイートを見て視聴。結果としては見てよかった!第一次〜四次フェミニズムの話はざっくりと知ってはいたんだけど、具体的に本を挙げてエピソードを紹介することで点と点を繋ぐような理解が出来てよかった。

特に印象的だったのが入間さんの「心的外傷と回復」についてのお話。フロイトが性的暴行がトラウマの原因となっていた結果を隠蔽して出世しようとしていた話や、心的外傷を回復させるためのプロセスの話とか新しく聞ける話もあってよかった。

でも、それ以上に印象的だったのは入間さんの語り方だった。女性が厳しい目にあっているのをこの四人の中で一番見ている人なんだろうなという、丁寧なのと相反してゆっくりと重く痛みを伝えるような語り口は映像でないと伝わらなかったと思う。その語りの裏にある事実を想像して陰鬱な気分になった。

僕はシスヘテロ男性寄りだと思うけど、だからこそこういう自分が孕みうる有害性については自覚しないとな〜〜と思いました。

 

神々の山嶺

longride.jp

アマプラで視聴。映画館で見てなかったの本当に後悔した。

なんたって音楽と面が良い。ストリングスで心情をゆったりと描きながら、シンセやドラムマシンっぽい音で雪国のリズムとかを描写していくバランス感がたまらない。そしてそこに雪の音や声が入っていってシーンの音が完成していくバランスが本当に良い。

雪国暮らしになったからか寒い環境での体の変化に対して解像度が上がっていたのも結構良かったと思う。純粋に感覚としてわかるので面白い。

少しでも油断したら死ぬけど本当に美しいさまが描かれていて、これは日本よりフランスのほうが上手だろうな〜と言わんとばかりの油絵で描かれたような雪景色が広がっててよかったです。

 

おかえり音楽室 Awitch(NHKプラス)

www.nhk.jp

レギュラー番組候補を募集する企画やってるんすね。挑戦的で良い。AwitchのQueendomにあるような地元との距離感にすごく親近感を覚えていて、アレを聞いてからずっと活動のスタンスが好きです。

202211

 

恋人はアンバー

見た。レズビアンの女の子とゲイの男の子の話。学校教育の時点で社会からそうあるのが望ましいとされる方向に矯正されて行く中、自分の幸せ何なのか自信なさげに迷う主人公の姿が良かった。

それに対してヒロインのアンバーは勝ち気でオシャレで言いたいことを言うタイプなんだけど、日本のアニメにいるようなキャラクターだな......と思った。(こう言うヒロイン像って海外にもあるんですか⁉︎)

一通り青春映画みたいなシーンがあった後のラストは結構意外な感じ。、アニメだったらここってこの2人が付き合う感じになるよな〜と思いつつ、僕がそう思うのは日本アニメの文化圏にどっぷり浸かりすぎたせいだなと思う。こういうあんまり上手くいかない、決断してその先が描かれないラストがあっても全然良いなと思ったけど。

 
 
221103 #workover_ @秋葉原雷神

週末のclubasiaには行かないスケジュールだったのでWINDYに会いに雷神へ。いざ雷神に言ってみるとKentoさんはバーカンにいるしお客さんには知った顔しかいなくてビビった。久々の業者マン&byanさんの岡山チームに、oddrellaさんやKyaneeちゃんのアニリミチーム、さらにはかんちゅさんまで本当にほぼ全員いた。

WINDYのDJも各ジャンルを滑らかに繋ぎながらブチ上げてて、cafeemixのヘッズらしいところが見れて楽しかった。音もDJも良いのは確かだったけど、この日が楽しかったのは友達が多かっただろうなあというのを素直に思う。この歳になって実感するけどマジで友達大事。大事にします。また東京にも来ます。

221104 #m_m_m @早稲田茶箱

毎回20人以上安定してご来場いただけるのは本当にありがたいです。平日という難しいタイミングでのご来場ありがとうございます。待望の金曜会、以前から遊びに来てくれたFuture record氏と下北沢中心に活動しているキャ・リーンさんのお二人がゲストでした。初回のトリは全て勢いでなんとかしていたし2回目のオープンはてんで駄目だったので、来場者のほとんどが聞くであろう今回はそこそこ緊張しました。

Future record氏がキメが多めな110-130帯でしっかり踊らせる感じだったので、ちょっと2Stepをはさみつつfunkやhouseでじわじわ下げ、トライバルなノリの110帯を披露する感じで行きました。どれにしようかな/AwitchやHow you doing/SUNNY ONLY 1みたいな曲を流す人はレギュラーの中にはまあ居ないし、僕がそういう感じのグルーヴを醸し出せればな〜との気持ち。

藤井風とかJ-POPネタのブートとかに頼りすぎな傾向があるし、もっと普段擦らないJ-POPをちゃんと使っていけるように精進します。

mmmは"平日"であることに拘っているので、ブチ上げようと言った意図はあまり考えないまま動いています。しかしながら、いざ箱を開いてみると金曜夜!って感じの爆発具合でビックリしました。これもゲストさん2人がきちんとカマしていたからだなあと至らぬ部分を感じる今回です。

また、いざ東京に戻ってみてフロアで人と話していると、僕が東京に住んでいた一年間の間にこんなにも友達がいたことにも驚きました。一部の人を除いて一年ほどの付き合いだったはずなんだけど、数年前から一緒だったような感覚でいます。変な感じですね。

僕自身はなるべくこちらに戻ってきてmmmに参加するので、今後も是非ご来場ご検討ください。曜日に関してはプライベートの都合と箱の空き状況に左右されちゃうので、金曜開催は超チャンスかもしれません。

 

221105 warahouse→Floating Points

mmmの二日酔いダメージを回復させた後再び茶箱へ。久々に行くとずっと中庸なハウスで面白いな〜と感じながらその場に居た人たちと談笑する。ある程度一定のBPMでずっと音は鳴っているんだけど、風になびく鯉のぼりみたいに揺れ方がじわじわと変わっていってそれを目で追うようなイメージ。

なんだかんだベースミュージックなどの展開がちゃっきりあるDJばかりを聞いているので、パッキリ変化の幅があるわけではない音楽をのんびり聞くとこういうのもいいなと思う。大味で楽しめるのも良いんだけど、もっとじっと見つめるのも良い。

 

適当に食事を済ませてFloating PointsのOpen to Lastへ。入場してすぐハイがキツイ。お酒の列はありえないくらい並んでて、その上単価もそこそこ高かったので耐えかねてほぼシラフで踊ることに。この会場でのクラブイベント、僕の求めているクラブ体験と違うしラインナップがよほどでなければもう来ることはなさそう。

3時過ぎあたりまでのんびりのんびりと展開していき、だんだんこっちの感覚が変になっていく感じが特に面白い。熱に浮かされてきたみたいに周りのボルテージが高まっていくし、爆発する場所を求めてさまよっているかのような浮かれた雰囲気が一部から漂ってくる。そこで4時台で一気に爆発。大概1時あたりにピークが来てしまうパーティばかり行っているのでこういうのに触れることがなかなかないし、そうやって踊るのを肌身で感じられるのが楽しい。気付いたらあっという間に朝になっていて帰宅。

 

221107 moonchild @恵比寿ガーデンホール

関東遠征の本命。このチケット持ってたから関東に来ました。

美しいピアノと共にしっとりとドラム・ベースがかっちりしたリズムを刻む。もうドラムが上手くてピアノが溶けるように美しくて、美味しいスイーツを食べている気分になってたら爆速で終了。もう2時間と少し公演やっていたと思えないほど最高だった......

特にMoonchildのアクトは絶品で、キメの前のグルーヴの決まり方とか、音がなくなる部分にこそ宿るリズムとか、そういった部分が本当に素晴らしくてそのパーツをたくさん愛でているだけで終わるのは本当に最高だった......

 

221212 #ぼしん @CLUB ANiMA

札幌ほぼ初出演。パーティ自体はたくさんお酒が回っていてベテランDJの人たちのプレイを楽しめて楽しかったけど、プレイする側としては反省がたくさん残る回だった。人が集まりきっていない中で激しめのドラムンっぽいアニソンで渡されてしまったからか落とすことばかりを考えてしまい、170のBPMを活かすことが出来ずに早急に半分に落としていつもの流れをやってしまった.......

僕自身が落としたことにはあまり問題はないとは思うけど、落とさない判断をする勇気も必要だな〜というのを痛感。そしてパーティ内で誰がどういう役割かってコミュニケーションが全然出来てなかったねって話をしながら帰宅......二次会に行ったものの、こういうのに馴染むのは結構苦手なタイプかも知れないとも考える。札幌に数年は住むつもりなので、どういう距離で札幌のクラブと関わるかもしっかり考えないといけない。

 

11/18 UNISON SQUARE GARDEN@ZEPP Sapporo

ドラムうますぎない?今見るとベースラインがかなりメロディアスでギターが休んでいても退屈しない曲構成になっていたりと3つの楽器とボーカルの噛み合いがひたすら気持ち良い。割と滅茶苦茶なことを各々がやっていても曲として楽しめるのはやっぱりドラムが上手いからで、このドラムの上でバンドやるとマジで楽しそうだな......と実感した。ラストのシャンデリア・ワルツマジで嬉しい。また見たいです。

 

11/19 日食なつこ"令和モダニズム"@札幌 豊平館

良かった。ピアノセットとバンド編曲の音源ではだいぶ印象が違う。キレあるピアノの引き方をやりながらリズムを取り、その上でのびのびと歌う様が印象に残る。

MCで二宮さんのカバーの話について触れられている件で、初めてこれが日食さんのカバーであることを知った。今に始まった話じゃないけど、情報で音楽を追う癖がなさすぎる。

open.spotify.com

札幌に住むことにした

どうもガルフレです。この度札幌へ住むことにしました。去年のこの時期の東京は少し暑い日もあった気がするのですが、こっちは暑いという概念がなくて爆笑してます。もう異国の地みたいな気分です。

 

言わないほうが面白いかな〜という変な理由でSNSではあまり言ってなかったんですけど、思いつきで引っ越したなりに色々思うところがあったのでつらつらと書いてみます。

 

 

札幌に住んでみたかった

九州は福岡というド南国育ちの僕ですが、かなりの暑がりでした。雪が積もると大興奮するし、寒いとテンションが上がります。大学生の頃から北海道には鈍行とフェリーを乗り継いで何度も足を運んでいましたし、一回住んでみたかったというのが正直なところです。

札幌では僕が大好きなミュージシャンがたくさん生まれ育った土地ですし、大好きなサッポロビールの拠点があります。結婚などで骨を埋めない形で道民になるには今しかない!と仕事が決まった時に思ったので決断はスムーズでした。

 

転職活動がいい感じになった

多分いい感じだと思います、がんばります

 

社会人になれば幾らでも東京に行けることに気付いた

貧乏学生だった頃は捻り出すようにLCCの運賃をひねり出していた僕ですが、いざ仕事をしてみると月イチ程度で往復できる程度の収入は入ってくるわけです。(他のものは犠牲になるかもしれませんが。)

それを考えた時に、東京の狭い住居と高い食事にペイし続けるべきか?という迷いはずっとあった中での移住でした。

 

東京には音楽が多すぎた

実際様々なクラブイベントに足を運んでみると、同種の音楽ジャンルのイベントが同じ時間帯に2本あったり、同じ日に複数のライブがあったりとお金よりも時間のなさに縛られるようになってしまいました。いくら都心に住んで巨万の富があったとて全ての音楽は聞ききれない。コレを実感して都内への憧れがスッパリとなくなったのが一番大きいと思います。

かなり無茶なハシゴ含め様々な音楽を聴きに行きましたが、ハシゴするとなると身体的な負担も大きいし疲労もたまります。ナイトイベントに金土と遊びに行っての定時の仕事も体の負担が大きい。一年力いっぱい遊ぶのは出来るけど、これは一生続けられるものではない。そう最初の数ヶ月で悟りました。

当時は札幌だとは思いもしませんでしたが、東京で力いっぱい遊び尽くした後は地方に戻ろうと最初の方からなんとなく考えていました。

 

20220924(Sat) #鮮やかなダンス in 北海道 Sound Lab mole

 

 

パーティ概要

日時:2022年9月24日(土) オールナイト

※18歳未満入場禁止

入場料(予定):2500円(ドリンク代込)

会場:北海道Sound Lab mole

※DJ GIRLFRIENDのTwitchチャンネルにて配信予定

 

GUEST DJ

地球会 -Long Set-

ossa / kaputt / kaityou / KATYO / たっくん / ハナカミリユウ /

わたりがに

Kento Watanabe / ずわいがに

 

GUEST VJ

ぐりも  ※新型コロナウイルス陽性反応が出たため出演キャンセル

arr→w

 

※レギュラーのDJ LpSLzLは体調不良のためおやすみ

 

 

配信アーカイブ

2週間限定で公開。終了いたしました。後日ダイジェストを公開する予定です。

 

公募企画 #出れんの鮮ダン ※締め切り8/7(日)まで

12分のDJ MIXから選考する過程を全て配信する公募企画。今回で3回目。

細かな応募詳細・応募はこちらのフォームより

ご質問があればガルフレまでDMでお気軽にお問い合わせください。

 

公募に向けたデモDJミックスシリーズ

12分のDJ MIXって?と具体的なイメージが浮かばない方向けに作成したプレイリストです。メンバー全員で違ったことにトライしている点より、ターゲットとしている層の幅広さなども感じ取って頂けると幸いです。

Vol.1 DJ GIRLFRIEND

 

Vol.2 midor

 

Vol.3 黑豆

 

Vol.4 DJ LpSLzL

 

プロモーションプレイリスト

open.spotify.com

 

music.apple.com

 

北海道オススメマップ

goo.gl

誰も知らないダンスフロアを探すことについて - #出れんの鮮ダン によせて -

※ここに関して述べられていることはDJ GIRLFRIENDの個人的な考えであり、パーティ全体の運営思想を代表するものではありません。公募には他クルーも選考に参加しますので、意見の一部として参考にしていただけますと幸いです。

 

 

 

大抵顔を突き合わせたことのない人にオファーを送る。大抵通っていない会場で開催する。知らないお客さんたちが来場して、知っている曲や知らない曲で踊る。そもそもパーティ以外でレギュラー全員が一度に集合することはない。

 

鮮やかなダンスを開催して2年と少しが経過しようとしていますが、こういったちょっと奇妙な部分は変わることなく様々な場所でパーティが開催できています。ありがとうございます。

友達たちと、いつものあの場所で、いつものあの曲で踊る楽しみを選ぶことがクラブでの普通なのかもしれません。しかしながら我々はそういう選択肢を選ばず、あえて知らないことの多い場所でパーティをしてみたいと考えています。

 

 

公募という不確定要素を楽しむ

レギュラーとブッキング会議をしている際、「出演者リストを見たときにパーティの内容が決まりきらないような形にしたい」という意見が出たことを強く覚えています。公募をするにあたっても、一つの答えが事前に用意されていてそれに近い人を採用するというスタイルはそもそも想定していません。それよりも、各々がある程度自由に表現してもらった中から、どういった可能性があるんだろう?というのを選考の中で考えられたらと思います。

だからこそ、#出れんの鮮ダン では弊パーティに来たことない人の応募を強く歓迎しますし、北海道内外問わず公募を募集します。東京の真ん中ではなく、あえて北海道のSound Lab moleで出会うことを楽しみにしながら応募していただけると幸いです。

 

私が普段交流しているA-POP周りのクラブでは「オールジャンル」という言葉が頻発しています。しかしながら、その多くのイベントではある程度流れそうな曲が決まりきっており、聴きたい曲が明確にあることがほとんどです。そういった具体的でわかりやすい楽しさや喜びにフォーカスするイベントの面白さも好きですが(実際そういったイベントに遊びに行くことも多いです)、私達のイベントではなるべくそういったわかり易さを求めずにいたいと考えています。

何を流しても良いと言われているからこその、ジャンルなどの既定要素を超えた音楽の解釈やDJ同士の歩み寄りなどを楽しんでパーティを運営したいです。

 

これから公募に応募しようとしているみなさんへ

何も知らないままご応募いただけるのも嬉しいです。しかし、あなた×北海道×鮮やかなダンスと書かれている通り私達のことに興味を持っていただけると尚の事嬉しいです。お時間が許す限りで構いませんが、私達のことをなんとなく知っていただけるような情報を以下に記載させていただきます。

①デモミックスを聴いてください

www.mixcloud.com

12分MIXってなんだろう?というご意見も多いと思いますので、レギュラー陣にて12分のデモミックスを各々作成しています。計5本。全部聞いても1時間。

12分で展開を作っていく面白さについて考えていただくのももちろんですが、クルー5人の中でも北海道回の捉え方にばらつきがある点などについても楽しんで聞いていただけますと幸いです。レギュラーでさえも当日何をするか決めていない、という方が多いので参考程度に小耳に挟んでいただければ。

 

②過去のプロモプレイリストを見てみてください

オールジャンルと言えど、その指す範囲は莫大かつ曖昧です。お客さんとのミスマッチを減らすため、なんとなくの雰囲気を演出できるようなプロモーションプレイリストを作成しています。

各々出演者に3-5曲選んでいただいた上で、レギュラーの誰かがDJのように曲順を並び替え。ぜひシャッフルではなくそのままの曲順で聞いていただけると幸いです。

 

2021年11月開催 京都METRO単独回

ポップカルチャーとダンスミュージックの融合が色濃く出た回です。アニメ系の楽曲を中心に、邦楽ロック、ヒップホップなど歌モノ多めに編成されているのが特色です。


2022年5月開催 すげえインターネットコラボ回@筑波OctBaSS

ゲストがTREKKIE TRAXのFellsiusさんとpencilさんということで、こちらはダンスミュージックに比較的寄ったプレイリストとなっています。もはやA-POP関係ないじゃん!と言わんとばかりの偏り方ですが、こういうのも振れ幅としてアリだと考えているパーティが弊パーティです。そういうブレもお楽しみください。

 

 

2022年7月開催 #鮮やかなダンス on Twitch

こちらは配信にて行われたパーティのプロモーションプレイリストです。比較的若い世代を呼んだことが影響しているのか、かなり現代的なサウンドメイクの楽曲が多くなってます。僕の選曲だけポップスですが、なんとなく曲順の功でいい感じに聞けるのが面白いですね。


③ゲストの出演者の皆さんを調べてみてください

以下のURLに各々のTwitterURLがまとめられているので、一度皆さんのSNSを確認してみてください。そのうえで、リリースされている楽曲を聞いてみたりDJのセットリストを見たりしてみるのも良いでしょう。寄せる必要はまったくないのですが、どういう人がいるのかをチェックしていただくとインスピレーションを働かせるきっかけになると考えています。

 

④自分のMIXを繰り返し聞いてみてください

そうして生まれた応募MIXをただ応募していただくのも良いのですが、せっかく12分以内の短い時間のMIXですし聴き直してみてください。聴き直す度にここはこうしたほうが良いかも、など改善点が浮かんでくるかもしれません。再提出に関しても柔軟に受け付けていますので、締切まで出来るだけ考えていただけますと幸いです。

 

選考過程全配信という公募形態について

最後に、当公募では、公募をする際にその場でDJ MIXを聴き、その場でフィードバックを返しつつ配信するという形態を取っています。

これは、応募者に対して主催者が一方的に選ぶだけだった、今までの公募のあり方に疑問があるからこそチャレンジしている試みです。応募していただくにあたり、応募にかけたコスト分を出来るだけ各々に還元できればと考えているからこその配信だと思っていただけますと幸いです。また、配信上でのフィードバックだけでなく、希望者に文章での細かな講評なども積極的に受け付けています。自身の力試しとしてもご応募を検討頂けますと幸いです。

また、選考過程の透明化を行うことで、パーティの運営が何を考えているのかなどパーティのあり方を積極的にアピールできればと考えています。私達の話を聞いて面白いと思っていただけた際は、配信や現場などで楽しんでいただけますと幸いです。

20220724-20220729 ZIP, FREEZE, LOK

20220724

色々な縁があり東京ビッグサイトに同人イベントの手伝いに。

女性向けイベントの売り子ということもあり、普段見ているオタクとぜんぜん違う層のオタクがたくさんいてビックリする。僕らが"百合"とかR-18などのジャンルで色々見ているものは氷山の一角でしかなかったんだなと感じる。女性向けCPの同人、大手以外はかなりクローズドな環境らしく部数を絞って印刷などに凝った本を作ることが多いらしく驚き。思えば光沢インクやマット紙、側面印刷などの凝った印刷が多く、とても楽しんで見れた。

なんだかんだ文化・売り方・作り方こそ違えど、「自分が欲しいから作る」という自給自足のDIY精神が各所に見えて良い形で刺激を受けた。ここに貴賤はなく、やりたいことをやっていきましょうというお気持ちでやっていきます。

 

ビッグサイトの売り子組で食事を終えた後、lyrical schoolの現体制ラストライブへ。

僕でも知っているような日本語ヒップホップのビッグネームからのお花や開演前のBGMなどから相当ヒップホップ文化へのリスペクトがあり、入場した瞬間から楽しい気分に。開演前にVIP席のオタクさんからサプライズ企画のサイリウムをいただく。オタクがオタクであることって一貫して"消費者"であることだし、その中でこういう姿勢が見られるのって良いことだよなと考えながらビールを飲む。猛暑の中で飲む黒ラベルは美味い。

開演。想像以上のフロウと日比谷の街を突き抜ける低音に心地良くなる。さらにはB席後方にはやんちゃなファンが集って酒を飲みながらだべったり、後ろの方でのんびりと聞いているおじさんがいたりとファンの楽しみ方もよりどりみどり。我々は酒を飲みながら踊り狂う。さながらパーティのよう。

夏曲が多い中でしっかりと上げて行き、フロアの熱気が上がった際に”LAST DANCE"投下。いつ聞いてもいい曲。

open.spotify.com

リリスクのリリックにはあるところから刹那性みたいなのが強く現れてきている部分があって、LAST DANCEもそういった面からとても気に入ってる。アイドルってのもかなり刹那的だし、どれだけチェキやCDを積んでも解散しちゃうものですし。そんな中でも、過去に一緒にいたことがなくなるわけじゃないしこの一瞬は大事だよねって考え方は大事。今を生きましょう。

公演のラストは新譜アルバムの最後4曲を順番にやる形。あまりの潔さとあっけなさにビックリする。でも案外こんなものなのかもしれない。

lyrical schoolは途中からKMやvalkee、Lil Soft Tenisなどの現代的なヒップホッププロデューサーに曲を書いてもらうことが多くなってとても面白くなっていただけに名残惜しいです。そういった人に書いてもらいながらも、アイドルとヒップホップの境目を反復横とびするようなパフォーマンスが良かった。そういった部分をアイドルとして好きなお客さんが覚えていて、こういう文化に触れる機会になればいいななんて考えます。

 

終演後は知り合いと中華を食べちょっとハイボールを飲んで帰宅。そこそこ飲んでしまったのでポカリなどのケアをして就寝。

 

20220729

前日夕方激しい喉の痛みを感じたので仕事を休んで朝イチで病院へ。所謂発熱外来の類が軒並み予約埋まっていてびっくり。もう正常な検査さえ出来ない状態に追い込まれてるんだなと改めて逼迫した状況を認識。

体の怠さなどから察しはついていたものの、もちろん新型コロナウイルス陽性。ここ10日に会う予定だった人に一気にキャンセルを入れつつ、会った人たちに一応連絡。今見る限り他人に移してはなさそうなので一安心。四六時中眠る。