ダンスフロアの向こう側

DJ GIRLFRIENDの告知や考えていることなどをまとめています。

202310

札幌に来て1年が経過した。そんなに人とのコミュニケーションが得意じゃない僕は少数精鋭の友達を作り、その中でたくさんのものを見たりくだらない話をしたりしていた。東京からでは見えなかった景色がたくさん見えるだけでこっちに住んで良かったのでは、というのが今のところの感想。あっという間に1年が経過したし、1年前の自分とはぜんぜん違う顔が鏡に映っていてびっくりした。

札幌に越すときに上司だった人は今は別の会社で働いているし、僕は個人事業主としてやることが増えている。多少なりとも自分の力でお金を稼げるような気になってきているけど、安心はできない。これくらいの緊張感がちょうど良い気がする。

 

8月末に胃腸炎を発症し、10月初旬にも再発症した。流石に胃腸の辛さが度を越えていたし、移動中に胃腸炎が発症する地獄ぶりを思い知ったので当分酒は控えることにする。酒を控えて飲み会やクラブに行ってみても酔ってないから話せないなんてことはなく、酔っていてもいなくても話せる時と話せない時が存在することがわかった。それはそれとして僕はビールという飲み物が好きだ。酒を飲める量にも限界があることが見えてきたし、不必要な場所では積極的に飲酒を控えていく機運は常にある。

 

東京行脚。いつもどおり凄い勢いで人と会い色々話した。2ヶ月〜3ヶ月に一回東京となると、同じ人と会うとその間の時間経過を報告することになるし、違う人と会うと自分の人生の振り返りをすることになる。そうやって話している瞬間がセーブポイントみたいで好きだ。帰ったら札幌で次の章に進めないと.....みたいな気持ちになりながら札幌に帰宅。みなさんありがとう。

 

ポップスパーティの配信切り抜きを上げたら変なバズり方をした。僕の人となりを知っている人はとても好意的に受け入れてくれていたのは嬉しかったけど、あれは予想外。変な人に目をつけられても嫌なので早々に消した。

前の手番のゲストさんが思いの外しっとりと踊れる展開だったので、それに向けて対応しようと考えていたので普段の雰囲気と違ったのも消した一因だ。アンセムの力に頼って少しテンション感を上げつつ、次のゲストさんに向けて一筋縄ではいかないタイプのポップスに持っていこう......としていた途中の切り抜きだった。結果、フィルを使ったカットインがうまくいきあそこからさらにBPMが落ちていく......という流れになっている。

レギュラー開催でないJ-POPパーティやサブカル箱のやる"オールジャンル"によくありがちだけど、過度に有名なアーティストの曲やオタク文脈の曲がアンセムとして使われすぎているのは不本意だ。

各々のパーティや各々のDJにアンセムがあり、そのズレがゲストに呼んだ/呼ばれた時にどう響くか、というのが面白いのでそのあたりの選曲が陳腐化してほしくない。

Drum&Bassパーティでもなるべくアニソン文脈のものをかけないようにしているけども、依然として僕にそういったイメージがあるようで、お客さんを無視せずに適度に有名な曲への興味から離れていくためにはどうしたらいいんだろう......と悩み続けている。そのためのプロモプレイリストであり、そのための平時のツイートでもあるのに......

ともあれ、当日のDJは胃腸炎直後とは思えないほど好調だったので暇な人は聞いてみて欲しい。UKのベースミュージックやテクノの現場から学んだフェーダー/EQワークや、日本語ポップスへの偏愛が見え隠れしてる。三浦透子さんの風になれは映画が好きだから掛けています。

soundcloud.com

 

PLASTIC THEATERでのiroriへ。超待望のパーティ。ゲストのcallasoiledさんは昔から聞いていたし、他のゲストさんも会いたい/見たい人ばかりだった。logana君と食事にでも行こうという話をしていたけど、あれよあれよとしているうちに前飲みの幹事に。申し訳ない感じもするけども、音頭を取るのは慣れているし多くの人と話せるしでこちらとしては結果オーライ。

パーティの内容はもう最高。小箱の規模感にほどよく人が入ったことでローの輪郭がくっきりしていたし、VJの投影面を拡張することで没入感が高まっていたしで体験としての質が高かった。ふと。前現場のために仕込んでいたけどそこまで深くならなかったため放置していたアンビエントポップスセットやりたくなってきた。

終わったあとはびっくりドンキーに行きのんびり長話。僕は専業音楽家でもないし、hoodをレペゼンするような地域密着型DJでもないので僕が現場に行かなければ何度も会えないような人ばかりだったけど、会えて良かったなと思う。人生で指折り数えるような楽しい日の一つだった

あまりの疲労で月曜寿司に行く約束を寝ぶっちしてしまったことだけが気残り。SNSを見ていると各々めいめいの北海道観光をしているみたいで一安心。

自分が北海道に来たばかりの頃はアテンドをするみたいな流れがあんまりなかったように見えたし、せっかく来るなら色々なところへ行って楽しんでいって欲しい。直接アテンド出来なくても店くらいは教えられるし。みんなDMクレメンス。

 

BUIYABASS。かなり不安だったB2Bが上手く行ったのがうれしい。やはりB2Bとなると手元を目の前で見るので勉強になる。少なくとも皆僕がDJ始める頃には現場に出ていた人だし、Drum&BassのDJに限って言えば僕はほぼ初心者。東京だとオタク・和モノDJだけでも需要があるしそういう人として呼ばれていたので、こういうDJは札幌来なかったらやんなかったかも。環境に感謝、マジで感謝、つながリーヨ。

 

また雑に書いて更新します。