ダンスフロアの向こう側

DJ GIRLFRIENDの告知や考えていることなどをまとめています。

2021年の感謝&2022年のご挨拶

あけましておめでとうございます。ガルフレです。

2021年はありがとうございました。

2022年もよろしくお願いいたします。

 

 

2021年の感謝

DJを聞いてくださりありがとうございます

2021年は沢山の出演を頂き、各々のパーティで楽しくDJやったり酔ったりすることが出来ました。僕のスタイルはA-POP系のDJの中でもだいぶ特殊で、どのお客さんにアプローチしたら良いか頭を抱えることが多いと思います。その中でも喜んでくださるお客さんがいたり面白いと思うオーガナイザーの方がいたりしてくれたおかげで、私は出演できています。

マチュアであり所属が主催以外存在しない以上、誰かがガルフレのDJを聞いて呼んでくれなければ私はガルフレとして活動することは殆どありません。そんな状況で色々な場所でDJできることを幸せに思っています。本当にありがとうございます。

私のイベントに来てくださりありがとうございます

どんな良いDJを呼んでも、どんな良いプレイをしてもお客さんが躍ってくれなければパーティは始まりません。フロアの人がまばらだと他のお客さんも寂しく感じたり、出演者が緊張して本来のパフォーマンスを出せなかったりということもしばしばです。マジで来てくださってありがとう、躍ってくださってありがとう。

クラブに行けば行くほど麻痺していく感覚ですが、六時間のクラブイベントに数千円のDoor代を払って来場してなおお酒を飲んでくれるというのはメチャクチャありがたいことです。このありがたみを忘れずに活動していこうと思います。

私について発信してくれてありがとうございます

ご存じの方も多いかもしれませんが、僕のようなインターネット音楽人間にはホームと呼ばれるほど毎回毎回イベントをやっている場所があるわけではなく(福岡というきちんとしたアイデンティティはありますが)、マイメンと呼べるような人もほぼいないまま活動を始めました。

リアルの交流に拘らず、インターネットのツイートをみて・配信を見て面白いな~と思ってくださる方がいたり、クラブで話しかけてくれる方がいたりするお陰でパーティを続け出演を重ねることが出来ています。

また、SNSで僕について発信してくれたりオフラインの場で僕についてお話してくれたりするところからまた新しい人への縁が繋がり、更に面白いことが出来たりしています。本当にありがとうございます。いろいろな人との繋がりに感謝して今後も活動して参ります。

 

2022年について

今後について

今後の主催スケジュールはだいたいこんな感じです

2022/03/12 鮮やかなダンスを止めるな!@岡山YEBIS YA PRO

2022年ゴールデンウィーク 鮮やかなダンス×???(調整中)@東日本のどこか

~2022年上半期 スパオタ延期回@福岡セレクタ(調整中)

というわけで複数企画を並行で進めてまいります。コロナ再発でパーティできないこともあると思いますので、のんびり待って頂ければ嬉しいです。

また、鮮やかなダンスでの遠征パーティですが今後も全国各地を回る予定です。あなたの街の近くにお邪魔した際はぜひご来場ください。その場所のゲストさんとご一緒し、首を長くしてお待ちしております。

 

とりあえず3月!岡山にてお待ちしております。

 

 

2021年から得た反省&目標

DJやパーティメイクに関しては経験値やクルーとのコミュニケーションを重ね、Digを重ね上達していくしかない......と時間を使い努力して精進していきたい所存です。

今年は、それ以外のパーティにおけるホスピタリティの担保も精力的にやっていきたいです。去年の京都メトロ回にいらした方のご意見をお伺いした際、「はじめましての方がどこまで肩の力を抜いてよいのか分からなくて緊張していた」という話を度々聞きました。(パーティの後半においてはいい感じになっていた、そうで何よりですが......)

出来るだけクラブ人口を増やし他と競合しない形で好奇心に満ちたナードバイブスを実現させたいと考えている以上、クラブで遊びすぎて当たり前になりすぎているクラブの常識・振る舞い方・遊び方などをなるべく親切に提示すべきだったなという反省が強くあります。

「当たり前だろう」と考えていることも親切に説明し、自分たちのやるALL MIXの面白さをきちんと言葉にし、自分らの考えていることをきちんと発信する。そういったパーティをもっと面白くする情報も並列して出していきたい、というのが私の今年の目標です。

 

2022年の抱負

2022年は焦らず着実に前進することを抱負とします。ブッキングの流れもパーティの動きもどんどん加速し年下が様々な大舞台に立つ中、自分にできることを欲をかきすぎずにちゃんとする一年にしたいです。

 

余談

1

声優さんの現場に行きたいし行ったことのないクラブに行きたいしバンドのライブにも行きたい。あとお風呂に行きたいし安くて美味しい食事屋をDigりたい。雑に誘ってください。

 

2

サカナクションの武道館ライブ、追加公演あたってめっちゃウキウキしてます。

 

3

去年年末のクラブの酒代ヤバかったのでクラブでの飲酒を適度に抑えるのも今年の目標です。

 

 

こんな感じに真面目かつ適当にやっていきます。何卒よろしくお願い致します。

相変わらずお金はないのでこんな僕を応援したい方がいらっしゃいましたら欲しい物リストにてご支援いただけると嬉しいです。見返りには期待しないでください。

 

 


 

 

#鮮やかなダンス in 京都METRO を終えて

こんにちは。ガルフレです。

弊パーティである『鮮やかなダンス in 京都METRO』終了致しました。皆様ありがとうございました!成果報告と色々な考えを書き留めております、ご興味のある方は余韻に浸りながら目を通してもらえると嬉しいです。

(未だに京都メトロでイベントを行ったこと、信じられないですね)

 

↓年明け頃まで残る予定の配信アーカイブはこちら↓

その1 https://www.twitch.tv/videos/1203303557

その2 https://www.twitch.tv/videos/1203349392

その3 https://www.twitch.tv/videos/1203420668

 

なんで今さらブログに?

・パーティというあやふやなものを記録することは大事

・自分の考えも変化していくものだからきちんと文章にしておきたい

・自分は他人が考えているものが気になるタイプなので、そういった人に向けて記録を公開したかった

 

当日の様子

信じられないことに当日は62人ものお客さんにご来場頂きました、ありがとうございました。コロナで二回延期したこともあり、皆さん待ち望んでくださったんだな......というのをオープン時の長蛇の入場列を見て感じていました。本当にありがとうございます。

自分たちにとっても色々な人とお会いできるということでかなり楽しみだったので、全員とまでは行きませんでしたが色々な方にご挨拶出来て嬉しかったです。翌日翌々日はどこかに遊びに行く体力もなくのんびりしてましたが........

 

また、関東などからの遠征勢や学生さんのご来場も多かったのも嬉しかったです。常に何かを変化させるのは僕より下の若い世代だったり、地方と関東、地方と地方の交流だったりすると思うので、弊パーティを通していろいろな人と繋がっていただけると嬉しいです。観光ついでに遊んでもらえるように金曜のナイトを取っていたので、SNS上でしっかり京都観光をエンジョイしている方々を拝見できたのも嬉しかったです。

私の各地での音楽体験がベースになって地方でのパーティを作り上げたい気持ちもありました。京都メトロという土地、京都という景観と今回流れた音楽が結びついて素敵な思い出となることを祈っています。

 

準備段階でチャレンジしたことについて

念願、待望、満を持しての京都メトロ回ということで、広報やパーティのやり方についても事前準備が多かったです。僕らはホームやフッズを殆ど持たないインターネット上の存在なので、地方でFace to Faceのコミュニケーションを密に築いて自分たちがどういう人間なのかを紹介するというのはなかなか難しい。なのでSNSや配信上で積極的に自己紹介をし、コミュニケーションを取れるように動きました。

公募企画:#出れんの鮮ダン

公募に何回か応募した経験が私自身あるのですが、一般の公募方法で公募をすると

・主催やメンバーに聞かれている実感が沸かない→モチベーションにつながらない

・「公募に受賞した理由」は説明されるが、「自分が落ちた理由」は説明されない

・どんなことを考えて受賞者を選出しているのかの思考過程が不透明

という不満点が生まれることを感じていました。これを解決するため、鮮やかなダンスでは公募過程をすべて配信するようにしています。(ここでの全てとは、公募MIXを聞く→審査→選出の過程すべてです。)また、自分の体力的な問題から30分のMIXを全員分しっかり聴ききるのは不可能だと感じていたので、公募音源の最長を12分としました。

また、今回はもっとパーティとのマッチングを重視するため、複数キーワードを選択してそれをテーマにMIXを提出してもらう用に提示しました。こちらのキーワードは各々レギュラー陣で出し合ったものです。

意識した部分もあるのですが、オーディション番組的な側面もあり割と多くの人に配信を見ていただけて良かったです。僕らは割と考えてパーティを組み上げる方だと思うので、そういう姿勢も伝わっていると嬉しいですね。公募音源も様々なアプローチでテーマを組み上げてくれていて、価値観やモノの見方の多さを魅せられているようでとても勉強になりました。

反省点としては、キーワードが多すぎてブロック分けなどが若干不平等になっていたことや、もっと自分たちのパーティに対する姿勢をもっと言語化して発信すべきだったことなどが挙げられますね......言葉を尽くして提案したつもりではありますが、現場に来たことのない人達に僕たちのパーティを想像してもらうにはまだ発信が足りなかったなと感じています。

#出れんの鮮ダンというタグにて検索すれば、公募に応募していただいた皆さんのDJ MIXを聞くことが出来ますのでご興味ある方は是非応募ください。

 

プロモプレイリストを作成しました

最近の流行ではありますが、2週間前を目処にプロモプレイリストを公開しました。環境に左右されて聞けないということがないよう、SpotifyApple Musicの両方で公開しました。(Apple Musicは友人に依頼して作っていただいたので僕のアカウントではありません。)

何が流れるのかを説明するというよりも、自分たちの文化の交差点ってどんな塩梅になるんだろう?というのを考えながら

Pop Virus/星野源

星の下、しばし/U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESS feat. Salyu

I'm here/butaji feat. STUTS

gimme love/miida and The Department feat. Wez Atlas

の4曲をチョイス。自分の好みの節操の無さや、その中にあるポップス愛みたいなのを出せる良い塩梅だったと思います。他の方々の音楽のチョイスも絶妙で、知らない曲も知ってる曲も流れるなんでも有りな塩梅をうまく表現できたんじゃないでしょうか。曲を羅列するだけでは芸がないので、Amana2に曲の並び替えをお願いし、DJのセトリっぽく構成して貰いました。偶然東京から京都に行く新幹線の所要時間と同じくらいの長さになってて丁度良かったです。

 

必死に告知した

京都メトロでイベントを開くこともあり、出来るだけ多くの人に来てほしいと考えていました。また、今までメトロに来たことのなかった人・ナイトイベントに来たことない人・京都に来たことのなかった人にもイベントに来て欲しいとも考えていました。なので出来る限り告知を発信しました。

その中でも絶対に行いたかったのがキャッシュレス関連・ロッカー関連の告知。初めて会場に遊びに行くときこの情報がないと困るんです、遠征勢は特に。

初めて箱に遊びに行く経験が多かった立場として、こういう点においては親切に告知したかったです。

 

結果

鮮やかなダンスの中でもポップスよりの僕らにとって、かなり良い塩梅のパーティができたんじゃないかと自負しています。60人越の集客と順調な集客、トラブルもなく終了。これだけでも十分です。

それはそれとして、色々バタバタしすぎていてゲストの皆様とゆっくりお話することができなかったので、それは腰を据えて色々な場所に遊びに行けたらと考えています。

 

ご来場・ご視聴・ご出演本当にありがとうございました。

202111

 

※雑日記なので全て個人の意見です。

 

某日

社会人生活を一ヶ月し、まだ辞めずに勤務を続けられている。規模の大きな組織ならではのままならなさにストレスを抱えつつも、現状はなんとかやれている。勉強しながら金を貰っている状態なので、本当に良いご身分だ。

それにしても会社の教育システムや仕事の回し方がいい加減すぎてびっくりする。社会はちゃんとしてると思いきや意外とちゃんとしてないし、会社はシステマティックに人を管理してるのかと思いきや感情に左右されがちだ。それでいいのか人類、それでいいのか弊社。

僕は楽をするために努力をしたいと常ながら考えている身なので、苦労経験を美徳とするような大学サークルは大嫌いだったし、苦労体験を聞かれる就職活動も大嫌いだった。そういった風潮が会社のコミュニティから香ってくるのを見ると、この会社でやっていける自身はないな......と早々に見限りを付けようとしている。

 

某日

秋葉原重工&住宅へお邪魔。都内来てから初のmograでは?コンタクトを当日のうちに処方してもらい、コンタクトでの躍りは初めて。目に想像以上に異物感がないのが凄いし、メガネと違って視野角全てがしっかり矯正されるのが凄い。ありがとう科学。ありがとう眼科。

重工と住宅は前からSNSで知っていて、特に秋葉原住宅さんはSNSでの曲のピックアップなどでオープンな雰囲気を感じていたのでふらっと気軽に行けてよかった。フロアも凄く自由に各々楽しんでいたし、僕より一回り上の世代がつかの間の余暇をエンジョイしている様が見れて豊かな気分になれた。

4つ打ちのイベントに久々に行ったけど、ステージングや見た目の派手さと言うよりもキックの美しさや鳴りの機微などに着目するような空間にネーミングの妙を感じる。メインフロアの秋葉原重工では本当にマテリアルの美しさを見るような、瞑想するようなダンスを踊った。

打って変わって秋葉原住宅ではラウンジらしい談笑とグルーヴ感に満ちたプレイが満載。kakiさんが出演されるということでお伺いしたんだけど、大久保さんのkakiさんとの転換や大久保さんから主催へのバトンの受け渡しなどに舌を巻く。やっぱりパーティは人間と人間がやっているんだなと強く感じる。

しっかり躍ったので打ち上げなどには行かずに一人で二郎系ラーメンを食べ直帰。いろいろな人に会えて楽しかったし皆が気ままに楽しんでいる素敵な場所でした。主催の方がめっちゃ酔っ払ってたのも良かった、また機を見て行きます。

 

某日

鮮やかなダンスin京都METRO終了。色々な思いがあり、その上で実施できたことをとても嬉しく思います。細かくは別記事で。

メトロから徒歩15分程度の場所に民泊を取り、そこで黑豆君除くクルーが生活する形で京都宿泊。midorさんは別に出演があったし、Amana2君は大阪周りの友人と会っていたのでクルー集合してゆっくり......ともいかなかった。全員好き勝手行動してるこのバラバラ具合も心地よくて気に入っている。

会場入り前に各々ヒゲを剃ったりコンタクトを入れたりしながら選曲準備や持ち物の確認をしている瞬間に去年の福岡の会場入り前を思い出した。ろくに現場を経ずに京都メトロまでステップアップしていき、堅実に自分たちとお客さんでパーティを作り上げていけている現状に現実味がなく常にふわふわしている。

当然だがパーティの認知度が上がりお客さんが増えると求められるハードルが高くなる。クルーの負担も増える。このまま進み続けて良いのか?という迷いは常にある。それでも開催にかなり前向きにお返事してくれたメトロの方々やお客さんの顔を見ると辞められないな、と考えてしまう。欲深き主催ですが今後もよろしくお願い致します。

 

 

某日

メトロのイベントに遊びに来てくれた大学の後輩と京都で食事。クリエイティブ系の職種ということもあり、クラブ体験で新しい刺激を感じてくれたらしくて嬉しい。

とりとめのない話から各々の推しと信仰の話、音楽の話まで色々出来て楽しかった。近くていつも会える関係も良いが、遠く離れてたまに会うくらいの距離感でいるのも悪くない。

話の中でVTuberの話に。大学在学期間が半年延びた際にやることもなく配信を見ていることが多かったけど、その時に見ていたライバーさんについて語る時我ながらかなり性格だったりリスナーへの姿勢だったりを重視しているんだな......と再確認。結局は人であることに惹かれているし、モデルのその奥の魂に触れたくてあの頃は配信を見ていたんだと気付く。多分自分にとってラジオの延長線上みたいな感じなのかな?

19時頃から会い、日が変わるくらいまでダラダラと話をしながら酒を飲んだ。京都は好きだし、また来るだろうと思いながら深夜の鴨川を一人歩く。

 

某日

京都最終日。ニューエイジなどの音楽を積極的にプレイリストに起こしてらっしゃる門脇さんにおすすめされたレコ屋ことmeditationsへ行こうと思ったが定休日。計画性のなさが祟った。

Amana2君・黑豆君の二人と麺屋さん田へ。大盛りのトッピングハーフを頼んだらトッピングハーフと言うより全盛りレベルの量が出てきてビックリ。各々量にぶちのめされながらグロッキーになり、近くの公園で休憩。とても美味でした。

 

二人と別れた後、大学の同級生と会ってまた酒を飲む。酒飲み過ぎじゃない?同級生は俺がクラブに行く以前からのクラバーで、大阪の知人のやってるハード系のパーティを紹介した所喜んで躍ってくれていた。しかしもう24ということもありオールはキツイらしい。年の流れには逆らえない。

お互いが20歳くらいの時から知り合ったので、話しながら時の経過などを感じながらビールを飲み、抹茶を食べる。観光客価格のスイーツ店になだれ込んでしまったけど、これも一興か。

 

別れた後、京都の地ビールをつまみながら京都を出る新幹線へ乗り込む。二年前の京都音楽博覧会を見に行ったときと変わらず、京都タワー通天閣とも東京タワーとも違う街のいろを放って光っていた。

 

某日

RaveDrownだん。A-POP系のイベントで会った我々がストイックにダンスミュージックやってみようやという旨のイベント。主催のポイフルさんに誘われて出演。

色々な部分で縁を感じていたトラネコさんとの共演が出来たのが嬉しかった。トラネコさんみたいにクラブミュージックにちゃんと精通している方が僕のような姿勢をちゃんと尊重してくれているのが嬉しいし、こちらもそういった音楽をきちんと尊重していきたいと考えているのでこういった場所で一緒になれるのは本当に良かったなと噛み締めながら選曲。

当日はフロアの人はまばらだったものの、きちんとパーティとしてパッケージングされたような個性のばらつきが綺麗にまとまっているのがとても良いひと時だった。WOMB 1FのLEDスクリーンのギラギラ感もマッチし、コンセプトに合った空間が出来上がった気がする。

僕はゔぁちこさんから受け取ってトリを務めることに。アッパーでダンサンブルなドロップのあるドラムンベースからジャジードラムンベースを経由し、中村佳穂さんのLINDYなどを経てポップに締めるという塩梅。ポップスDJのイメージが付きすぎてストイックなダンスミュージックも好きなんだよ~~とアピールする場所が一切なくて、そういった調子で最初の35分程度は展開できてよかった。まあ曲買ってなさすぎて同じコンピから曲出しすぎていたのは反省。

当日見つけた新譜のRemind Youも無理やり再生。皆が皆躍っていたせいかツイートが少なく僕も酔っていて反応をしっかり見れていなかったんだけど、楽しんでもらえたら嬉しい。

打ち上げはサイゼリアへ。真面目なパーティとは打って変わってふざけた話を適当にしながら沢山食事を食べた。こういうことが出来ているうちは大丈夫だな、と自分で自分の気持ちを再確認できる良い日だった。またRaveDrownが出来る日を愉しみにしてます。

 

某日

アイドルマスターシンデレラガールズのライブへ。久々のライブということもあり、オタクの行列、開場前をエンジョイする各々など久々感をかなりエンジョイ。これも別で記事に書きたいと思えるほど、自分のルーツを感じられる本当に良いライブだった......

同じライブに行った人、鳥貴族に行きましょう。

 

 

 

 

202110

某日

 引っ越しが忙しく、全く書き進められてなかった。無念。なんか忙しいと真っ先に飛ぶのがこの日記作業なので、隙間時間を見つけつつ書いていきたい。日々の機微がが一番忘れやすい。

 

 引っ越し前日は数少ない友人と福岡をドライブした。好きなものをちゃんと言えるようになった方がカッコ良いよという話をよくするんだけど(オタクがオタクにする話なんだからこれくらいのこだわりは多めに見て欲しい)、彼なりのこだわりややりたいことなども少し聞けて面白かった。その中でも、やってみないと分からないことがあるし、勇気を出して見ないと見えないものってあるよねという話を聞いたのが印象に残った。

印象がなんとなく嫌いであってもその人と話してみないとその人のことは理解できないし、現場に行かないと現場のことは理解できない。この世は体験しないと分からないブラックボックスだらけである。そのブラックボックスを開いてなお嫌いなのか、最初から嫌いと言い続けるのかでは天と地ほどの差がある。その場の判断や直感というのも大事だけど、世界の見えていない部分への想像力は忘れたくないと思う上京前夜だった。

 

某日

上京。素早く引っ越し業者がやってきて、色々と手続きを終わらせる。上京即会いにきてくれる友人が3組もいて、福岡とは違った人の密度に早速くらくらしながら眠る。

最近はKID FRESINOのEazy Breezyをずっと聴きながら過ごしている。何かの研究によれば価値観の同じパートナーや仲間がいるというのは幸福度に直結するほど重要な要素らしい。何かが直向きに好きな友人や仲間がいて、音楽が好きで、面白いものをきちんと面白がることが出来たら俺も大丈夫だろうと思う。

 

 

某日

会社への出勤を毎日している。絶望的な満員電車に長時間詰められることもなく、所属部署の人たちとは適度にそりをあわせ、半年前に入った一応同期の方々からの過剰なサポートを受け何とか毎日定時まで動いている。こう考えると自分がサラリーマンになる未来は一切想像出来ておらず、思いの外平凡な生活に安心と戸惑いを感じる。

 

某日

暴力的に可愛いイベントにお邪魔。人混みが久々すぎて入場即アリーナの人混みに人酔いしてしまった。クラブは好きだけど人混みはやっぱり苦手。

福岡のクラブにいる時のぽつぽつとしか話しかけられることがないシチュエーションと対照的に、イベント中に話しきれないくらいの知人やフォロワーがいてビックリした。良くも悪くも人が多すぎる。俺もただの客ではなくガルフレになってしまう。そう言った面白さと不自由さが同居しているので自分の活動が自分のクラブ体験にプラスになっているのかはいまいち判断をつけられずにいる。

 

新木場Agehaのディズニーランド感に子供っぽくワクワクしたり、サウンドシステムや照明、アリーナのLEDビジョンの明るさに驚いたりしたものの、自分の目指す場所はこう言ったサブカルチャーイベントではないのだなと何となく感じた。mograにふらっと言ってた頃の前に行けばいくほど戦場のようになっていくダンスフロア上の闘争をやりたい、自分を削って踊る中でしか得られない境地がある、そう言った場所を目指したいと京都の目的地を再確認。

若干のミスマッチはあったものの出演者各々やはりプロで楽しかった。お世話になったりした方々のアクトを応援しに行けたのも良かったし、DJさんにご挨拶しようとして通りかかったBOXでDE DE MOUSEさんがバイブスを振りまいている様が見れたのもよかった。

シクレのTAKU氏も嬉しかった。彼の曲を憧れ、彼のDJを聴きたがっていた頃から曲の聞こえ方がだいぶ変化していると思うけど、それにしても細部に込められた欲望や願いの凄い曲の数々をクラブで聞けて、こうやってDJを始める前の自分の踊りを少し思い出せた。何も知らないけど楽しかった、当時はそれで良かったし今でもそういうことがあっても良い。

そして、Club Asia Friendsブースのタイムテーブルのハマり具合と周りのバイブスの美しさに脱帽。統一感は無きにしも非ずな具合で各々自由に踊っていて美しかった。Asiaにもいずれお邪魔したい。朝焼けを見ながら聞くブッダハウスさんのDJはロケーションと潮風も相まって心地良かった。ビール何杯でも行けてしまう。

 

行きは知人と電車で向かったのだけど、その際に「音楽との出会い方もデザインされ始めてる」という話をしたのが印象に残った。音楽の量も増えてきた、サブカルチャーももはやポップカルチャーに、アンダーグラウンドかと思えたラップバトルもYouTubeで沢山見れる時代になった中、オンリーワンでプライスレスな自分の音楽を聴くためにはどうしたら良いんだろう?ずっと考えている。

 

某日

あかつきにお邪魔した。そもそもがアイドルマスターが大好きな人たちのアニソンリミックス活動からクラブに行き始めたので、バイブスや選曲、雰囲気にかなりルーツを感じて懐かしい気持ちになった。

大学入って少し経った頃にmogra現地で撮影された盛り上がってる動画を見たりしていた身としては、こうやって現場で盛り上がるオタクたちを見ていると本当に東京に来たんだな......と実感する。もともといちアニソンリミックスファンとして片思いフォローしていた人たちに挨拶されるのはまだ慣れない。一年半で自分の周りが目まぐるしく変わって行く様に驚く。

イベント後は一緒に会場にいたお客さんと居酒屋で少し飲む。久しぶりの居酒屋で大分酔いが回っていたけど、こちらへ越してきたことを割と歓迎されているようでありがたい話だ。各々やりたいことやリスペクトしたいことはあって、その合流地点でうまくやっていけると嬉しい。

 

某日

早稲田茶箱へ。warahouseにお邪魔。

途中からの参加だったが、茶箱というロケーションの面白さや早稲田近辺の街の雰囲気、そしてAPOP系イベントにはない中庸に近いものを目指す姿勢などがマッチしていて文化が垣間見えたのがとても良かった。

また、主催の方々とやっと会えたのも良かった。僕自身ポップスの中でもマイノリティな趣向をしていることもあり、同世代に同じ音楽が好きな人間がいないことに対する孤独感にはとてもシンパシーを感じていた。Twitterではとても大人しいイメージだったが、会うとしっかり同世代として話が出来て安心。正直僕はバイブスや音の機微を感じ取る感覚だけでプレイしてるタイプなので、彼のようにきちんと知識を体系的に学んでいるイメージの方とお会いするときは未だに緊張する。自分の立場は自身の知識や能力には不相応だとつくづく思うばかりだ。

飲酒解禁ということで久しぶりに打ち上げへ。日本酒をたらふく飲み綺麗に出来上がってしまい反省。cigare氏を家に泊め、年上らしからぬ恥ずかしい振る舞いをした記憶だけが少し......酔うと宇多田ヒカルさんと星野源さんの話しかしなくなるのは我ながら良くないと思う。もう少し音楽を聞こう。

 

翌日は二日酔いをなんとか回復させ、温泉にドライブ。温泉や銭湯などで電子機器を使うことは禁じられてるし、意識をぼーっとさせることに適してるので能動的に何もしないが出来るのはとても助かる。どれだけ貧乏になっても風呂通いはやめられない。

 

某日

最近はクラブの人疲れや酒疲れでダウンすることが多かったので、土曜日が完全なオフなのは珍しい。調子に乗って金曜夜は大学の先輩と食事に行った。顔や和服などでしっかりイメージが付いているからこそ、きちんと僕の発する言葉に耳を傾けてくれる人は貴重だ。食事に付け合わせる形でワインを飲み、帰りはアイスをかじりながら公園に寄った。

会社は芸術とは縁のない人ばかりだし、典型的な男女観で結婚する人が多い(もちろんこれは悪いことではない、お互いが幸せであればなんでも良い)ので、こう価値観や考えてる方向性が向いている人となんとなく話せるのは気が楽になる。自分の考えていることをきちんと固定し、周りの雰囲気に流されず自分の価値観で柔軟に判断することが今後出来るだろうか。生活が安定することだけに満足し、周りに流され凝り固まってしまうのが今はとても怖い。

 

土曜日は投票も兼ねて1人で銭湯へ。夕方だと綺麗に空いており、のびのびと入浴。自炊をし、翌日の選曲や仕込みを行って就寝。

 

 

某日

出演。月あかり夢てらすへ。店員さんがプレイに反応する元気な方だったり、主催とレギュラーのお二人が現場出身ということでパーティというよりオタクの集い感があり数年前のホームを思い出した。いつこのウイルスの脅威が衰えるのか分かったものではないが、SSAのけやき広場で彼らと出くわしたら楽しそうだななどと考える。プレイも各々絶妙に方向性が違い、単なる声優シティポップイベントにならなかったのも良かった。集客はまばらではあったが、配信も多くの人にみていただいたようで開催する意義を強く感じている。

自分のプレイについてはかなり反省点があり、まだ酔いと機械に踊らされていた感じが強い。かけたい客はしっかりかけられたのと、後半はきっちりリズムキープできたので及第点か。今までのプレイを見ても思うが、前半中盤あたりでミスをすると雪崩式にダメになっていくので気をつけないといけない。普段かけない曲も挿入しつつ、自分の趣味や好みを押し出せたのではないかと思う。

時短もやっと解除され、出演者とお客さんの一部で軽く中華へ。ネットでは書けないような少し粘度のある気持ちの話や、声優さんのSNSやお芝居の話で盛り上がり短いながらも楽しい回になった。やはり誰かを崇拝する/推すというのは自分に枷をかける行為であり、その人その人の信仰のあり方があるのは面白い。

私としては、シンデレラの朝を最後にかけられてとても満足している。社会人になり、アマチュアの中でも売れる売れないみたいな話が出てる中で、シンデレラにならなくて良いとプライドを持ちながら生きていくことの大事さを毎朝噛み締めながら日々生活を送っている。

https://open.spotify.com/track/5pVmQtIQcfCiEaqK1sdw8i?si=EOt4DWfjSUaZF-NlzYRFGA

またクラブで、ではなくまた現場で、だったのも良かった。また現場で会い、打ち上げ会場で自分の気持ちを確かめ合うような話をオタクとしたい。

 

 

 

202210

 

聞いていた曲

10月はほとんど#m_m_mの準備のため曲聞いてた気がする。

 

ニューリリースでよく聞いてたのはSTUTSの新譜。音が良いのはもちろんのこと、ラッパーのフロウと融合するように様々なトラックがポンポン出てくるのは本当に引き出し広いな~~と思って舌を巻く。その中にカッチリしつつもオールドスクールな2StepのCome to meがあるのが個人的にはアツい。

豪華マイクリレーでも飽き飽きしないビート(=いろんなノリ方がある)が本当に凄いExpressionsも聞いててまあ楽しいんだけど、アルバムの締めにKMCの熱血ラップのStormで締めるのはなんだかグッと来るものがある。熱いんだけど優しい部分もあって、最近忘れてた大学生の頃の俺たちやってやるぜ!みたいなあの熱意を思い出させてくれる良い曲です。

open.spotify.com

 

あとはRYUTistのファルセットを鬼リピしてた。蓮沼さんってこんな素敵な詩かけるんだ。実験的な音楽の方しか知らなかったのでビックリしました。ちょっとNegiccoみのある柔らかめのボーカルと各々の作家性が面白いバランスで融合してて、盤通して聞いてても一つのアイドルグループのアルバムだし、単曲で抜き出すとたしかにあの人の曲だ!というバランス感がとても素敵。もちろん僕はALIVEが好きです。木琴の柔らかな音が春の兆しを感じさせてくれるし、春になったら盛大にかけたい。

open.spotify.com

 

2022年になって異常なリリースペース(本人比)の小林大吾アグロー案内VOL.3も外せない。2012年リリースのアルバムにあるジャグリングの再録版や、その他トラック大勢で急にどうしたんですかという豪華具合。オールドスクールなMPCサンプリングスタイルのトラックにイケボのポエトリーリーディング、安眠にもってこいです。

ジャグリング「世界はただそこにあるだけ」というフレーズ、今になっても染み渡りますね........

open.spotify.com

 

やったこと

鮮やかなダンス in 北海道 Sound lab mole終了。

 来場してくれた皆さん・配信を見てくださった皆さんありがとうございました。2022年はコラボパーティ2本を経て11ヶ月ぶりの単独回。長くやっているようで単独開催は福岡・京都に続き3回目となります。

 転職・引っ越しというライフイベントと丸かぶりしてしまったせいで告知がおろそかになってしまった点は大反省。ですが地球会の皆さんの告知協力もあり、初めましての人ややっと来れたというみなさんもいたのはとても良かったです。北海道となると遠方からの参加ハードルが一気に上がるみたいで集客はあんまり調子良くなかったのは今後の課題です。何はともあれ負担できないほど赤字が膨らむと続けられませんし。

 ぐりもさん・DJ LpSLzLが急遽出演不可になったということで、前からやってみたかった暗めのステージに照明のみ演出も挟みつつ、mole併設のATEM mini Proを使った複数スイッチング・手持ちカメラの配信など挑戦的なことも出来ました。moleの方にはかなり直前で無茶振りをしてしまったのですが、綺麗にご対応いただきああいった具合になりました。本当にありがとうございました。

 地球会の後半の音MADのようなサウンドクラッシュには相当衝撃を受けましたが、SELDOさんがセトリをかっちり決めて来てくださったことやCOODAがしっかり50分魅力的に展開させられてたこともあり、体力が残っている人は踊ってくれるようなフロアでしたね。NordOst氏のあのセットは僕らとの融合がないとなかなか見れない塩梅だったので、前日遊びに行った彼の来札歓迎パーティでもっとガッツリお話してアピールすればよかったなと反省。クルー内での打ち合わせも少なめでしたが、落とすところはしっかり落として休んでもらって........みたいなバランス感が取れるようになってきたんじゃないかなと勝手に考えています。

 クルーの中でも新しい面白さと反省点とが各々見え隠れするようなところがありましたので、今後に向けしっかり反省して次に向け準備していきます。とりあえず3月まではお休みする予定ですので続報をお待ち下さい。

退職した

 新卒で入った会社を1年でやめて退職した。一生働くことはないだろうな~と思っていたし、良いところで同じような考えをしている人と巡り合ったので退職。札幌に来たのは完全に勢いだったなと振り返って思う。何も考えてないので衣服が札幌仕様でもなんでもない。(注:11月終盤の今でもパーカーとダウンジャケット以上の装備がありません)屋内と屋外の寒暖差がすごいのに未だに慣れません。

 色々あり11月中旬ごろから仕事を本格再開するので、それまでに作業環境を整えたりしっかり本を呼んだりしたい。何につけても基礎からの勉強がたりないのを最近実感する日々です。

 

装いの力~異性装の日本史~に行った

偶然にじさんじのフェスに参加していた友達と日程を合わせて遊びに行った。結果から言うとマジで良かった。日本史を習っていた当時より想像力が上がっている状態で色々な現物を見れるというだけで面白いし、日本史では教わることのないマニアックな知識を「異性装」というキーワードでまとめ上げられているのがとても興味深い。

「異性装する」はたまに友達にもいるし違和感はないんだけども、遊女とかに混じって少年が異性装させられてるのとか初めて知った.......FF7のイベントみたいなことが昔の日本で起こってたんだね.......

終盤には京都METROのDIAMONDS FOREVERの展示も。ポールダンスはagehaのクロージングで見れたけど、ドラァグクイーンは生まれてこの方生で見たことないのでどこかの機会に見に行きたいな。

釧路に行った

アニメンションに遊びに行った。

地球会らが乗る車に載せてもらってそのまま釧路へ同行。北海道来てから大地らしい部分を見ずに札幌でぬくぬく過ごしていたので、十勝のカメムシが滅茶苦茶多いSAとかを経由し大地感を味わいながら釧路へ。

釧路は港町特有の錆びた歩道橋とか海の近い場所の景色とかがよくあって、地元の港町を思い出して懐かしくなる光景でした。シックな洋食屋でばかみたいな量のスパカツたるものを食べる。

アニメンションではTOKUDAさんと一ヶ月ぶりの再開したり、kazumaさん・rokkotsuさんのお二人とお会いできたりと折角の機会にお話できる方が多くてよかったな~と思います。そして地球会各々のソロセットを聞けたのが本当に良かった。

途中ossaさんがドラムンベースの流れでひとしきりアニソンを流したあと、創造/星野源を綺麗にカットインしたのをよく覚えてた.......そこからはお酒を飲みすぎて記憶がない........ひどい酔い方みたいだったようでご迷惑をおかけしました。記憶をたどると、rokkotsuさんから日本酒を勧められたのが最後の記憶.......僕がクラブで日本酒を飲もうとしたら全力で止めてください。アーカイブ聞いたけどもはやアニソンリミックスでない部分もごちゃ混ぜで意味不明バイブスイベントでめっちゃ楽しかったので近隣の方々は是非。

 

翌日は異常な二日酔いと共に炉端焼きをしたりソフトクリームを食ったりと釧路で主催各位にアテンドされながら地球会の皆さんとのんびりしました。僕が単身釧路に旅行しても見つけられない場所ばかりで(もちろん車で移動しないと見つからないのもあるけど)、こういうのってクラブで現地の方と交流する楽しみの一つだよな~と思ったり。

帯広・釧路エリアのインデアンってカレーを持ち帰ったんですがマジで美味かったっす。また遊び行きます。

折坂悠太のライブを見た

前職から給料が入っているのを忘れて口座にお金が入っていたので急遽前日にチケットを取る。会場はNUMBER GIRLラストライブのあのPENNY LANE 24ということでワクワクも高まり会場へ。

 

久々に重奏形態を見たんだけど、折坂氏の歌の性質も弾き語りと違っていてとても面白かった。歌を歌うシンガーソングライターだからか、去年弾き語りを見たときは詩先行でゴツゴツしたグルーヴ感だなあと思っていたのが一変。流れる川を泳ぐ魚のようにスイスイと気持ちよく歌う。水を得た魚のようとはこのことか。

終始パーカスの野性味が暴れまわる中、各々がバラバラのように見えて整った演奏をして見せる。楽しい、純粋に音が気持ち良いと感じるので重奏・合奏形態は絶対に見に行ったほうが良いです。鯱は音源以上に荒々しく魅力的な競り合いが見えて本当に良かった。

open.spotify.com

また、特筆すべきはそのダイナミックレンジの広さだと思う。アコースティックで少しカントリーミュージックのニュアンスのある感じから、ロック!と言わんとばかりの轟音まですべてなだからに、時には急激に変化していくのが楽しい。アンコールでされた芍薬のサビでの音像の開き方は荒々しい海の波うちみたいで最高だった。

open.spotify.com

 

世界のつづきのセルフカバーを弾き語りでしてくれたの嬉しい誤算だった。折坂のあの歌声は何かを伝えるためにあるだなあと思う、力強い歌声で歌ってくれた。こういうアーティストを見ていると日本語が母語で良かったなあと思う。

open.spotify.com

サッカーを見た

友人が熱心なアビスパのサポーターで、コンサドーレ札幌 VS アビスパ福岡を応援してほしいとのことで札幌ドームへ。

札幌ドーム、半分くらい埋まってる。サッカーすげえ。そしてコンサドーレのユニフォームの真っ赤に席が染まってる。ここに札幌市民がマジで集まってるのか.......と考えるとビックリする。アウェイゲームとよく言うけど文字通りのアウェイでびっくりした。

会場にはクラシックの生があるということでビールを飲みつつ感染。サッカーって実際目の前にすると想像以上にボールと選手の速度が早いし、ゲームに付いていくだけで相当エンジョイできた。席選ばなければこれが3000円ちょいで見れるなんて良い世界だ。

選手もわからぬままボールを目で追ってわかるコンサドーレの判断力の高さ。決定打がないままアビスパが負けるか.......というところで逆転ゴールが綺麗に決まって思わずガッツポーズしてしまった。サッカーに限らず地元に密着するタイプのリーグチームスポーツは殆ど見てなかったけど、これは面白いわけだわと納得。メッチャ楽しかったです。

見たもの

・大豆田とわ子と三人の元夫を見た

もともとSTUTSとbutajiのPresenceが好きだったのもあるし、サントラが良いという話を聞いていたのもあり通して視聴。年取った人間の面倒くささが滲み出る感じで逃げ恥よりはちゃんと楽しめて見れた。

それよりも気になったのは週刊ドラマのフォーマットかも。長らくドラマを見ていない僕にとっては、40分前後でぐるぐる話題を転換しながら話を進めていくところや、前後の話が直接繋がらずに少し巻き戻って話が始まる部分とかは一気観してめっちゃ気になった。最終話の急に娘の彼氏が出てくる辺りとかアニメではやらないよな〜〜とか考えてた。

台詞回しめちゃくちゃ偏屈だな!これ一般にウケるん?と思ってたけど脚本やってる坂元裕二さん特有の言い回しらしい。花束みたいな恋をしたもやってんのか...... "カルテット"という作品をおすすめされたので見てみます。

特に好きだったのは最終話1話前の田中さんと二人で話すシーン。美しい劇伴に合わせてあり得たかもしれない幸せな生活が映し出されるの相当にツボかも。劇伴はマジで良いので聞いてみて好きだった人は見ても良いかもしれません。CwondoさんもMaika Loubteさんも石若駿さんもいるよ。

 

open.spotify.com

open.spotify.com

 

サマータイムレンダを見た

Disney+オトクキャンペーンを9月中旬にやってみたのでものは試しだと思い入会。そのまま独占タイトルのアニメを一気見してた。サマータイムレンダはホラーとミステリとSFのいいところの掛け合わせみたいで、昔のラブコメ的なアプローチもあって今までにないバランス感だな~ってのが好きだった。ヒロインよりその妹のほうが好きです。

一期のマカロニえんぴつのOPが本当に出来が良い。夏の蒸し暑さを表現したかのようなシューゲーイズサウンドと、寂しげなコード進行から潮とのひと夏の思い出が破綻しない範囲でギュッと詰まってて引き込まれる。本当に良い曲だしどっかでかけたいな。

open.spotify.com

こういうタイムリープものって繰り返していく面白さと単調になるところでジレンマみたいなのがあるんだけど、敵も一緒にタイムリープする仕組みが単調にならない構成になってるの上手いな~~と思うなど。予想が出来ないとドキドキするし続きが気になる。一話一話の終わりの引きも"結"まで持っていかずに"転"で止めて引いてるのもグッドだった。

二期EDが志倉千代丸だし科学ADVっぽい~~と思いながら見てたら23話でそのまま科学ADVみたいになってて笑っちゃった。こういうお約束は嫌いじゃないです。

マーベル目当てでDisney+加入した人は是非見てみてください。面白いです。

open.spotify.com

わたてん劇場版

わたてんで起承転結ある映画作るのだいぶ難しいんだな、ってのが露骨にわかるくらいカタルシスがなかったけどみゃー姉がかわいかったので良し。わたてん☆5のロリ声ユニゾンは現代のアニソンの中でもマジで稀有だし重要文化財指定すべき。

劇伴マジで良いな~~と思ってたら「月がきれい」の伊賀さんでした。感謝。

open.spotify.com

マイ・ブロークン・マリコ

ファーストデイで視聴。主演の人って朝ドラに出てる人なんだ.......マジでキレッキレにブチ切れて怒りきれない怒りを振り下ろしてカッコつかなくなってるのが本当にそのまんまだな......と素直に見れる映画だった。

マリコの追悼で一人旅をするわけだけど、何のための弔いだったかというと他でもない自分のための弔いだよね。人に自分で思ってる以上に期待することもあるし、それを失って・離れてから気付くこともある中でもっとああやっていれば......と思うことはたくさんあるので他人事とは思えず見てた。マリコの捕らえ所のない芝居がすごすぎてぞっとする。

ラストシーンのように何もない日常がもどってくるのも良いなと思う。飯食って寝て忘れて、それでも覚えてるような絶妙な感じでやっていきましょう。

 

考えたこと

Skrillexを呼んだ箱について

 

 

こういうことってよくあるよな~って思う。アクトは良いんだろうけどフロアの雰囲気が最悪で......みたいなので気分を害したことって沢山あるし、それだったら見なくていいかな~という割り切り方を覚えてしまったので直接嫌な気持ちになることはないんだけど。

みんなが考えるより音楽コミュニティって良いもんじゃないし、クラブって最高な側面と最悪な側面があるから、単純に音楽だけじゃなく自分と考えの合う場所をきちんとサポートし続けるのがマジで大事だなと思います。でも単純に音楽に誘われて良い場所と出会ったりすることもあるので難しい.......。まあ、自分が色々もらったりしている人や色々楽しいことが出来る人を大事にできる人かどうかをきちんと見極めて何事も付き合っていきたいですね。クソな部分もあれど、腐らずやっていきましょう。

 

 

 

 

 

 

202109

202109某日

 映像出演したイベントの配信アーカイブを見返す。残念ながら途中で途切れ途切れ退席するポイントがあったのでその補完も兼ねて色々なDJさんのプレイを聞いていく。MU世代などと言われ現場を知らない世代扱いされてきた層からの出演がまぁ多いわけだけど、その中でしっかりパーティをやっていけるの良いDJが沢山いるなぁと感慨深い気持ちになった。同じくMUの後の配信ブームに上手く乗っかってネームバリューを出していった立場として、彼らのような層とパーティを気兼ねなくできるようになると嬉しい。

 自分の映像出演では、グリーンバッグを用いて自身の踊りの映像だけ送り、それをVJ映像と合成する形でお願いした。遊んでいいですよとは言っていたものの、まさかMADみたいな面白おかしいイジられ方をするとは思ってなかった。ウケてたみたいなのでオールオッケー。

しかしながら、序盤こそ割と真面目に選曲して展開したこのセットでこのような演出をお願いしても良いんだろうか......?と少し振り返って考える。配信パーティの頃からの葛藤ではあったけど、もう少し真剣に真面目に音楽と向き合う姿勢を広めたい(堅苦しく聞くとかそういう意味ではない)気持ちと、多くの人に触れてもらうために何とかして面白さを醸し出していかないと難しいと思う気持ちの双方がある。現状僕はペーペーなので後者を選択し続けるしかないが、これをすることによって本当に尊重したかった音楽や姿勢が蔑ろにされることは避けていきたい。伝えるための手段を工夫するだけで音楽の中身自体はどストレートに良いと思ったやつをやっていきたい。

 

某日

 スペースでjotakaたちと少し話した。年末のイベントはお互いあり得ない勢いで酔っていてお互いがバイブスマシーンになっていたので、雑に会話出来て楽しかった。年末は色々あったものの、パーティの勢いや目指そうとしていた地点はその時点での理想点に近かった。CUERaiderもお願いしたことだし、ひたすらに面白いことや新しいことをやっていきたい。

凄いことをするのにもお金儲けをするのにも根気強く何かをするのにも向いていない、そう気付いた俺は職業クリエイターやエンタメ関連の人間になる道を諦めた。それと対照的にクリエイターとして着実に吸収&制作をし、現状の風当たりの強い情勢を受けてなお入社して何をしたいかって話がポンポン出てくるのは素直に尊敬する。今後の健闘を祈る。

スペースでは情報の出回り方やプラットフォーム、僕らの生活の変化によって世の中で流行る作品は変わるし、設備もどんどん手軽になってきて誰もがクリエイターになれる時代が来るみたいな話を聞いた。その話を聞きながら、直感で良いものを作ってお金を稼いでいる若者TikTokインフルエンサーと真反対である、お金稼ぎ度外視で実行→思考→実行→思考の無限ループをやっていく資本主義無視ムーブでやっていけるのか不安になった。パーティをやっているのは純粋に気持ち良くなりたいエゴもあるけども、それ以上にもっと新しいことができるように&音楽の中で新しい音を聴こえるようにという好奇心が動機として強い。どこを終着点とするのかぼやぼやしてきて最近少し不安になるが、パーティが出来てない今こんなことを考えても仕方がないか。

 

某日

 4月あたりから練習会のようなものをコミュニティの根城にしたくて月一でイベントを開いている。そのグループチャットで後輩から送られてきたメモに、今後の情報発信やテーマ決めについての箇条書きがあった。

北海道の友人から全てにおいて思想が強すぎると言われた通り、少し過剰なまでにイベントやプレイ、音楽について考えることが大事というのを教えていたけど、彼の場合功を奏したようで何より。何か新しいことを始めるときに視界が広がる感覚が好きで色々なことに挑んでいる節があるし、彼も自分だけの目的を見つけて進んでもらいたい。

 

 別件で卒業のための最後のひと押しで文章を書いている。合否判定を下す先生が満足すれば合格だし満足するまでやり続ける......というシステムは誰も幸せにならないな、と自分が作った碌でもない文章を見ている。間違っていると思いながらも進めなければならないことは割と社会であるし、こういった調子でオリンピックの開会式はああいう感じになったんだろうな......と飛躍して考えて少し憂鬱に。

歪な決定システムに救われてるのか殺されてるのか分からないけど、もう少し世の中がストレートに一対一な関係を築き向き合えるようになればと考えながら社会に入る準備をする。

就活の面接では、仕組みを理解したうえで使ってもらえる技術を色々な人に提供したい、と言った話をした。こんな調子で根底の思想がオープンソース至上主義で社会主義的なところがあるんだけど、これをやると少なくとも直前の儲けは確実に少なくなるよな.....とも思う。嘘はついていないが少し騙すような形で高いお金を貰っている商品なども沢山見るけど、誰も不幸にはしていないしこれでも良いのでは?と思う事も少なくない。世の中のサービスのあり方についてはここ一年半くらいずっと考えている。答えは出ない。

 

某日

 最近アフターコロナという言葉をよく聴く。コロナ禍が完全に収束した時のことを指す言葉だ。正直終わることは考えないほうが良い気がしている、去年は期待しすぎてろくな間に合わなかった長い経験もある...... 加えて、人間の免疫力とウイルスの進化のいたちごっこになるしかないので収束というのは事実上あり得ないらしい。少しずつ少しずつ社会からこの脅威が薄れていくだけで、劇的に何かが変わることはない......と考えると、少し恐ろしい。だけどマスク生活から解放されることが来たら仕事も全部辞めてパーティ三昧でもやってやろうと思う。もう何でもありにしてしまいたい。

 

某日

 会社の書類によく分からないままたくさんサインをしながら、CUERaiderの選曲を進める。進めると言ってもほとんど進んでいない。進まないとわかったのが収穫と言わんとばかりの芳しくない状態だ。DJ MIXにしろ何にしろ割と難産タイプなので、月に何回も出演したりしている人は尊敬する。俺は売れっ子には絶対なれない。前に書いた通り賑やかしやポップさに依存してるプレイをしすぎているので、もっとクヨクヨ悩んでいるところも音楽としてアウトプットしたい気持ちがあるけど一切思い付かず。DJユースな音楽ばかり聴いてるわけでもないのが選曲の難しさに直結してる気がする。課題解決に努めたい。

 

某日

 2週間ぶりに何もない日だった。そんなに稼働してたら気疲れするのも当然か。というわけで友人と会った。長らくの付き合いの友人なので、色々安心して話ができるし趣味も似てるので歓談は楽しく進んだ。自分のパーソナリティの話についてほとんどしていなかったが、コミュニケーションのあり方から「あんまり人に興味がない」と指摘を受ける。

 23歳まで来ると人の考えや在り方を矯正することはそこそこ難しくなってくるし、気持ちのあり方で考えると尚更だ。その中で他人とうまくやるためにはどうすれば良いのか、ひたすらに悩むことが最近多い。全部言ってしまうか何も言わないからのどちらかに傾倒しがちだし、自分から心を開くつもりがほとんどの人はあまりない。人を不快にしたくない、出演者や協力くださる方へのリスペクトなどポジティブな気持ちは人並みにはある。

 対面などのコミュニケーションが制限され、躍りでしかコミュニケーションを取れなかった2020年は自分向きの情勢だったのかもしれないと改めて思う。出不精で怠け者で金欠の僕が現場に行った中でのコミュニケーションで競い合っていたら間違いなく負ける。コロナ禍が終わっても終わらなくてもどこまでもインターネット内向的人間なので、ここと外野との付き合い方はしっかり考えていかないといけない。

 

某日

 鈍臭さを見せつつ自動車学校卒業。試験はまぁ何とかなるだろう、少し勉強はする。18日間ずっと同じ場所に通い続けるなんて久々だったので、終わったと感じた瞬間に糸が切れたかのように昼寝してしまった。こういう逃避してしまう癖があるのでやはり人間出来ていない。朝の試験をこなしたら実家での生活もおそらく当分ない。

 夜はCUERaiderのための準備。Telematic Visions君のチームの撮影がちょうど終わった頃に会議ということで、色々と賑やかな調子になった。基本的にパーティなんてお金も稼げなければチヤホヤされる訳でもない(この二つを満たせる人は余程のカリスマである)のに、ここまで協力していただけることに頭が上がらない。各々の未来に繋がることを祈っている。

CUERaiderで配信チャンネルをお借りする箱側にも連絡。割と面倒な手続きをさせてしまって申し訳ないと思いつつ、俺が地方の会場にできるのはこれくらいしかないからな......と思いつつ告知を打つ。

岡山YEBIS YA PROでグル止めに出演させていただいた際、鮮ダンからパーティ文化などを知ってはるばる関西から来ていただいた人の事をよく覚えている。ああいった出来事があると文字通り身を削って配信をしていて良かったと思うし、人の呼び込み方として健全だなと思う。俺が面白おかしく躍り狂っているのはそれだけが目的ではなく、地方の箱やパーティと言った場所へ繋ぐための手段であることは忘れずにいたい。セレクタからVJを始めたjotakaも協力してくれるし、福岡っぽさを少しでも出せたら嬉しいと思う。

こう言った思考は京都メトロでのパーティなどにつながって来ると思うし、なるべくそう言った地方の機敏に敏感にいたいと思う日々である。

 

某日

 免許取得だん。思ったより本試の問題は簡単で助かった。免許証を得て真っ先にPayPayとメルカリの本人認証を済ませ、レンタカーのカードを作る。運転技術が落ちてペーパードライバーになると勿体無いししっかりやっていきたいなー、あとテクテク歩いてしか行ってなかった上越あたりの交通断絶地帯に行きたい。東北も良い。とりあえず旅に使いたい。

 移動中にオードリーのIKEAの椅子のアレを再び見る。本編自体は元気がない時に何度も見ていたけど、あの直後のラジオに後日談があった話を初めて聴いた。若林さんがヒヤリハットの事を「すでに心がしくじっていて、それが事故として顕現するかどうか」と例えていたのは秀逸だなと感じる。面白い。常に心がしくじりまくってる自覚があるので、事故の有無に関わらず自分の心のしくじり具合に注目しながら生活を進めていきたい。

 

某日

 CUERaiderだん。相変わらず自分のターンのDJは当日のお昼過ぎから急ピッチで選曲して勢いでやっていくバイブススタイルだった。即興をやり出してからセットを組むのが半端でなく下手くそになってきているのでなんとかしたい。そしてXDJ-RRを後輩から譲ってもらった。前々からCDJのような選曲方法でちゃんと選曲できるようになりたかったし、PCDJのなんでもできる感に頼りたくないなと考えていたところなので渡りに船と言った感じ。ここまで来ると新型が出ない限り値段の落ちない楽器のようなものなので大事に使っていきたい。

 本題。色々な視聴者層に好評で良かった。今回の懸念事項として短納期であること(3週間前くらいに初めてオファーをお送りした記憶)があり、その中で手間か金かアイデアを絞り出して一味違う配信をやってくれ!というのはかなり無茶振りだったんじゃないかと思う。本当に頭が上がらない。皆様に感謝です。福岡のお世話になっている会場のTwitchチャンネルのフォロワーもそこそこ増やせたことだし、これが次の何かに繋がると嬉しい。

私のターンでは以前通りの爆踊り配信をやるか他のアプローチをするかで迷っていたところ、会場の方からjotakaを斡旋していただいたので後者で行くことに。いきなり金と手間の塊を流し込んで視聴者をトリップさせるのも手ではあったが、オープンだし導入編ということで常軌を逸したことはやらないようにしようと心の中では決まっていた。

その中で、配信ならではのVJとしてITBS氏の某Unity配信のセットを参考に、私というレイヤーからもVJをアプローチしてほしいとお願いさせてもらった。良くも悪くも顔がうるさい自分を意図的に消すことができたり、逆に目立たせたらすることが出来るということでより意図的な演出が可能になるという算段。この無茶振りになんとか応えていただき、あの形になった。

自分のプレイに関して言えば、1時間やることなんてほとんど無いため後半の焦りが強くあったが、並以上の自分を出せたのではないかという感想。120-140あたりの曲を新しく買っていないのが災いしていたので早く資金を手に入れて曲も買っていきたい。

 

無限の皆さんの窓にBBを貼って投下させる発想の強みも素晴らしかった。Twitterに上がる切り抜きなどを見て、画角や振る舞いによるベーシックな魅せ方が上手い方だと認識していたので、無限の皆さんがあの冒頭映像であの演出であのDJをしていたのは考えていた通りの楽しさが飛んできて嬉しかった。

アニソンリミックスを強く認識し出したのも徳島の人々のSNSを見ていたからだし(DJ周防桃子さんの概念から実は知った口なんです)、その人たちとこうやって楽しく遊べるのは嬉しい。そしてJPOPや原曲もなんでもありの現場バイブスをうまく映像に落とし込めていて、フロアへの渇望が一際強まるような1時間だった。

 そして僕がチームとして動くことをお願いしたテレマビ君の回。配信チャンネルのある箱の中からどこかで配信したい!というのは前々から考えていて、ご縁があり筑波での配信ということに。もともと筑波のアニクラシーンが盛り上がっていたのをSNSでみてテンションが上がっていた身としても少し嬉しい。

本当は自分も実働部隊として動いていきたかったのだが、プライベートの事情で断念。ポイフルさんも業者さんもAmana2君も身を切って挑んでいただいていたし頭が上がらない。チーム各位がすげぇものを作り上げてやろうというバイブスと今までの経験とが科学効果を生み出して良い感じになっていて良かった。

また、配信かどうかに関わらずポップなものはガンガン押し出せるが、テレマビ君のような繊細さを持っている人の表現をどうプレゼンしていくかについても一定解が導き出せるような瞬間だったと思う。知ってる人の配信を見て楽しいのは当然だけど、知らない人の配信も楽しいし知らない音楽も面白いみたいなバイブスを布教していきたい。音楽と出会える場を設けたいというのはずっと考えていたことだし、最近はこの考えでやってきたことが上手く行くことが多くて嬉しい。

そして最後のVRステージ。FAIOさんとは以前AmvsAcでお会いした時にお話しさせていただいた。その切り口の鋭さや考え方の方向性から並々ならぬものを感じていて、オーガナイザーとしてタイムテーブルにハマるピースを提供してくれるだろうと確信していた。快諾頂いた瞬間からトリにしたいと思っていたので、リアルタイムでの出演が叶って嬉しい。無理を通していただいて本当に頭が上がらない。

 

このように沢山の方々の協力によりパーティやイベントとは成り立っているので、キュレーションを褒められたときにどう言った反応をしたら良いか少し迷う。自分のディレクションは少なくとも色々な方面に影響を及ぼしてはいるが、結局何かを作り何かを決定するのは現場の人間なわけで、そんな彼らの働きこそ前に出てくるべきだし評価されてほしい。そう言った意図を含めてクレジットを各々のツイートにお願いした。ここから積極的にフォローなどの輪が広まっていくと嬉しい。

 

 

何も動いていないに等しかった8月に比べ、9月はやることが多くドロップしたものもある忙しい日々だった。キャパオーバーとダブルブッキングだけは避けつつ貪欲にやっていきたいと思う。

 

 

 

 

20210912

 今日は一緒に色々と画策してきた友人の最後のパーティ。色々あるし各々考え方はあるけど、行政に中止要請されない範囲で開催できたのは本当に良かったと思う。おめでとうございます。

 そしてご来場してる皆さん、配信見てくださってる皆さんありがとう。個人的な気持ちのメモなので流し見してもらえると。

 

辞退の葛藤やセットへの思いをメモしておきたいと思い筆を執った。

 

 彼と出会ったのは約2年前のアイドルマスターのライブのアフターパーティで、その頃は僕はアニクラのアの字も知らないような音楽大好きキッズだったのをよく覚えてる。俺はDJできる!みたいな傲慢な態度で行ったら、最初らへんにプレイをしていた彼のプレイがめちゃくちゃ踊れた上にフロアがしっかり湧くプレイに腰を抜かしていたのもよく覚えてる、今考えたら信じられないくらい失礼だな.......

 コロナ禍になって積極的に配信パーティをやろうとする人が多数いたし、ネット特有の速さみたいなのがここ一年激しくて正直自分は気疲れしていた。その中でも自分をそこそこ犠牲にしながらかつ楽しそうに毎回配信し、来る者拒まずであそこまでしっかりと自分のファンを作り上げていく姿はとても良かった。今回フロアがしっかり埋まりそうなのは彼自身が積み上げてきたものだし、素直に祝砲をあげようと思いながら今回の映像出演の準備を進めた。

 

 今回出演を辞退してしまった理由は複数ある。知り合いのDJの中にも生死に関わる状況におかれた人が複数人いたことや現状の医療の圧迫、関東からの多数のゲストの参加、濃厚接触者になった瞬間自身のプライベートの計画が崩れることへの懸念などなど......挙げてしまえばキリがない。

思えば自分のイベントを延期した時期よりも情勢は圧倒的に悪化していて、それを考えた瞬間自分はイベントを開けないしその中で開催されるイベントに賛同できない......と考え辞退をした。辞退をした瞬間は硬い決心をしたはずだけど、辞退の発表をした時に残念だというツイートを複数見て後悔の念が浮かんできた。人の決断は簡単に揺らぐしどっちが正しいかなんて分かったものではない。

去年の年末に彼の辞退を受け入れたことや、感染対策がされているクラブでコロナが出てしまったときのどこに気持ちを寄せたら良いのかわからない気まずさを知っている身としては、かなりの葛藤があった。でも何かあったときのことを考えると、こう決断することは正しい......と思いたい。

 

セットで最初に決めたのは前半に四つ打ちを使いすぎないことと、常運転のポップス・クラブミュージックごちゃまぜをやめてオタク向け一辺倒で行こうということだった。オタクに喜んで欲しいし、しょっぱなから手癖みたいなDJを披露してもこの場には相応しくないと思ったからだ。

20分ということで、Avec Avec氏の星屑のインターリュードを流すのは絶対だと決めていた。一曲目の曲は誰も使ってなかったし、使うならここしかない!と思って決めた。

Inspiration 喜びとか 言葉を分かち合うたび

いつか終わりの日が来る そう感じさせるよ

initialize その扉を 開ける時が来るのだろう

綺麗な時に閉じ込めて 湖に沈めたの

だけど私平気だよと 星の便りに綴る

所詮サブカルクラブのDJなんてほとんどがアマチュアだし、オーガナイズなんてのもアマチュアだ。余程のことがない限り一生の付き合いなんて存在しないし、クラブに今いる人の大半が死ぬまでクラブ通いをするわけではない。いずれ連絡が途絶え、Twitterのアカウントが消えるかもしれない。仲違いをすることもある。

それでも思い出は残るし、楽しかった気持ちってのはなくならない。思い出っていい言葉だよな〜みたいな思いを込めながら、今日がいろいろな人の思い出になる一日でありますようにと願いを込めながら選曲した。そんなことを考えていたのだからイヤホンズの"記憶"に繋ぐのはすぐ思いついた。

食べて 泣いて 笑って 食べて 記憶が積み重なる

ハイハイ 歩く 景色 音 匂い 記憶が積み重なる

後半は祭りらしい雰囲気を出すための方向転換と次の人へのラブコールの意味を含め、誰もやらなさそうなポップスを少し。アイドルマスターが多いのはド忖度ってことでお願いします。

それこそ去年の年末に、CUE打ちや選曲が終わらないままギリギリで箱に入ったときの本当に始まるんだ.....みたいなソワソワ感や、今日で終わるのが信じられないようなふわふわした気分を思い出しながら浮足立った祭り感が出れば良いなと思いながら選曲。

終わるから悲しいとか終わるから全部ぶち上げてしまおうぜとかではなくて、思い出としてエピソードが保存されるときって浮足立った会場入りまでの出来事だったりとか何気ない会話だったりのほうがよく残ってることが多い気がした。そういった道端に落ちてた石ころみたいに覚えてもらえるプレイをしたいな、と思いながら録音した。

 

僕が終わるとノンストップで6時間20分のパーティが始まる。世界は無慈悲なので始まってしまったパーティは絶対に終わるし、パーティが終わると音楽と関係のない生活を強いられてしまう。誰もが強制的にDJではなくVJでもなくクラバーでもなく一般人に戻ってしまう。

 

踊るなら今しかないんすよ!

 

1.M@STERPIECE -Mitsuhiro Kitadani Remix- 

2.2nd SIDE (kaputt Remix) /神谷奈緒

3.星屑のインターリュード (Avec Avec "twilight town" Remix) /fhána

4.記憶/イヤホンズ 

5.Beyond (feat. somunia) /Tom-i & Dotnoi

6.Funny Spirit 

7.magical mode/花澤香菜

8.Groovin' Magic/菊地真 (平田宏美)

 9.Twinkle Snow Powdery Snow/Perfume 

10.アマテラス (M@STER VERSION)/萩原雪歩 (浅倉杏美), 三浦あずさ (たかはし智秋), 四条貴音 (原由実), 秋月律子 (若林直美)